飛べない鳥

僕はただ嘆くばかり
地面がとても近いこと
空がとても遠いこと

僕はただ俯くばかり
辺りに人がいないこと
遠くが混み合っていること

僕はただ竦むばかり
自分に力がないこと
何かに押しつぶされること

小さな羽を懸命に広げても
決して飛ぶことはできない

重い身体に細い足では
歩くことさえ苦痛で

鳥かごは開いているのに
僕はここにいるしかない

僕を覗き込み
すまなさそうな顔をする
唯一の訪問者は

僕がいることを確認し
頬を軽く緩める

でも本当は
飛び立つことを
待っているのだと思う