ひとしずくのことのは
8
時を刻み続けていくのは
自分が今生きていると
確認していくことなんだと
不完全ながらもようやく
気づいた気がするよ
いつも一人でいたから
人の心の温かさを知らなかった
いつも一人でいたから
思うままにいかないことなんてなかった
いつも一人でいたから
誰かのために働いたことなんてなかった
いつも一人でいたから
一人でいることの寂しさを知らなかった
どんな言葉をかけたらいいのか
わからないと
あなたは悩むけれど
言葉なんていらないんだ
あなたが笑顔で
そばにいてくれれば
ふとした時にでいいの
思い出してもらえれば
忘れてしまってもいいの
思い出してもらえれば
私はずっと
忘れないでいるから
夜空の星
暗闇に煌く幾億の星々
私の心を決して離さず
その輝きへの思いは尽きず
瓶の中で揺らめく
石の輝きに誘われて
一匹の蛍がやってきた
微かな光を見つめながら
蛍火を灯し続ける
まるでひと夏の思い出を
懐かしむように
もうすぐ終わる夏を
かみしめるように
変わらないものがあると
とても安心していられると思う
どんなことがあっても
待っていてくれるものがあると
精一杯頑張りきることができると思う
そばにある
あたたかなものに
気づかないままで
ずっと自分自身の中に
閉じこもっていた
今まで見続けていた
白黒な世界に
色をつけてくれたのは
私を支えてくれる人達
私の代わりに
物を見てくれる人達
いつでも私は弱いから
周りが自分をどう思うか
つい気にしてしまうけど
私は私なんだから
自分の思っていることを
少しずつ残していけばいい
同じ色に染まることなく
自分自身の色で