ひとしずくのことのは











ぴかぴか、ぴかぴか
部屋の掃除をしよう
きれいな部屋は
気持ちいいね

ぴかぴか、ぴかぴか
自分を磨こう
外見も、内面も
満足できるくらい
まわりの人達も
幸せにできるくらい

心の中も全て
洗い流して
まっさらにするんだ

澄んだ心でありたい









鏡の前に立って
映った瞳を覗き込んでみる
どこかくすんだように見えるのは
私が私を嫌いだから

ふきんを持って
ごしごしと磨いてしまおう
鏡も私の心の中も
すっきり透明になるように

そうしたら自分のこと好きになれるかな











いくら心の中で叫び続けても
それが言葉にならなければ
何もならない
じっと見つめ続けても
伝わるわけない
でも喉の奥でつっかえて
肝心な声が出てこない

ただ「ありがとう」と言うことが
こんなに難しいなんて

臆病になんてなりたくないのに











前に伸びていく幾つもの選択肢
どれかひとつを選ぶと
他の可能性がなくなる
やり直しもきかない
でも用意されているものではなく
荒れ果てた雑草だらけの道を
掻き分け歩いていきたい

その先に光があることを信じて











強すぎる陽射しに水分を奪われ
からからに乾いた枝葉は
二つに切り裂かれる
分かれた枝葉はそれでも
共に伸び続けたいと願う
倒れたくなんてなく
反対にその光に近づきたくて
地に足をつけ活力を得る

次第にからからの枝葉は
固く丈夫になっていき
目的の場所を見据え伸び続ける
緑色の輝きを幾つも抱えながら

そして気がついたら大きくなってたんだ











一つの命の煌めきを
胸に抱き
羽を広げ
空を舞う
たんぽぽのわたげ

ふわふわ
ふわふわ
空を舞う

私の心もふわふわ
空を舞う











鏡の前に座って自分を眺めている時
奥にぼんやりしたものが見える気がする
私はその世界に思いを馳せることがある
けれどそれは結局想像でしかない
様子を見ることは今はまだできない
でも急いだり焦ったりする必要はない
向こうの世界とを隔てる鏡は
人間が生きている限り必ず
立ち寄らなくてはならない最後の扉だから

今生きている世界を存分に生きればいいんだ











昔の出来事を振り返るほど
怖いものはないけれど
思い出したくもない記憶が
穏やかなものに変わるなら
一歩を踏み出して
向き合おうと思うだろうか
冷や汗を背負って
ただ隠れ続けるのだろうか

立ち止まり考えてみよう











僕が此処に居る事は
君にとって迷惑以外の
何物でも無いけれど
君が此処に居る事で
僕にとって最高最大の
幸せを見出せるんだ

君は飛び立ちたいと願っていて
僕は引き止めたいと願っている

こんな気持ちで居る事で
君を失うくらいなら
こんな気持ちで居る事を
捨てるべきかと迷う

聞きたいけれど聞けない
言いたいけれど言えない

君の時間を僕に欲しい











空気がしんと張り詰めた朝
私はぶらりと外へ出た
雪解け間近のアスファルトが
私を迎えるはずだったのに
外は一面雪景色

木々はうっすらと雪をのせて
枝を白く染めている
足早に走る車は
その様子に気づかないけれど
私は一本一本
木々を眺めながら歩いていく
そんな小さな発見が嬉しい日

きれいだね











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