ひとしずくのことのは











目を凝らしてもここからは
ぼやけて何も見えないけれど
その視線の先ではきっと
柔らかな笑顔が待っているんだ

近づいてみて初めてそれが
本当にあったとわかるけれど
例え視界が遮られたって
私は綻んだ顔を信じられるんだ

温かな雰囲気が伝わってくるから











もどかしくてもどかしくて
たまらないけれど
動けば動くほど
事態は悪くなってしまうから
今はただ耐えよう
いつか自然に微笑むことができるまで

心の奥底から笑えるようになるまで











まっさらな地から
ひょっこり出てきたいのちは
紆余曲折をくぐりながらも
少しずつ大きくなっていったよ

ちっぽけだけれど
おっきく育っていきたいんだ
枝葉末節だと言われても
いつか花咲くのを夢見てるの

あの青い空にも届くように











乾いた笑顔を浮かべて
心を削って日々を過ごす
次第に水分は蒸発してしまって
感覚もすっかりなくなってしまった
僕は泣けなくなってしまったんだ

たったひとかけらだけ残っている
この儚い思いを吐き出せさえすれば
未練がましく最後まで残ってしまった
静かな乞いに気付いてもらえさえすれば
僕はまた力をもらえるだろうに
温かみが戻ってくるだろうに

だけれど僕はそれを願ってはいけない

僕はそっと消えよう











空を飛べるって
なんて素晴らしいんだろう
ねえ君も
飛びたいって思うことはあるかい

僕は自分の力で空を飛びたい
高く高く
いつでも建ち並ぶ家々を
見守っていくように
遠く遠く
いつでも煌びやかに光る夜景を
見届けられるように

そして僕のそばには星がある











微笑む顔が眩しくて
僕は思わず下を向く

僕の黒さが伝わって
色による染みできそうで
そばに行くのが怖かった

光の中に影はある
僕は遠くで見つめてる

いつかは僕も照らせたら
心とめつつ歩き出す
共に光を出せるよう

心の影を消せるよう

2人並んで進みたい











言葉を無くしたからといって
伝えることを諦めてはいけない

言葉だけでしか
伝わらないと考えてはいけない

いつだって素直な心でいれば
それは表情にも表れるだろうし

手を繋いだ時には
そこからのぬくもりを通じて

温かな思いが心にあることが
相手の心にも伝わると思う

だから微笑んで











私はひとり歩き続ける
ただただ前を目指して

戻りたいと思う時もあるけど
そうやって後ろを振り返ると
とても大切なものが
壊れてしまうような気がして
歩き出さなくちゃと考え直す

大切なものは
ただ守ればいいわけじゃない
とても大切だからこそ
置いていくことも必要だと思う

自分の手でなくしてしまうのが怖いんだ











話しているとき 風が吹く
食べているとき 風が吹く
歩いているとき 風が吹く
読んでいるとき 風が吹く
空気が動くと 風は吹く
何かをしているとき 風は吹く

風を肌に感じているとき
私は生きているって思える

風の息吹を感じる











もうすぐ着くよ
待っててくれる人のいる家へ
火が灯って
ぬくくなっている
温かみのある部屋へ

私って
とっても幸せなんだ

ただいま











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