ひとしずくのことのは

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茜色の空を仰いで
今更何を願うのだろう
遠く遠く夢見たものは
傍へ駆け寄るよりも前に
遥か先へと消えてしまったのに











比べてしまえば
どちらかにしか答えはないと
思い込んでしまう

どちらかを良いことだと考えれば
もう一方は悪いことだと考えてしまう

私達はとても弱いから
ちょっとしたことにでも
すぐ揺らいでしまう











自分ひとりでいても
何も心動かされることはない
自分という存在を認めてくれる
誰かがいるからこそ
自分自身を感じることができるんだ











恐れることは何もない
私は信じた道を行く
その先が同じ場所に
続いていればいいと
願いながら











両腕を伸ばす
手を繋ぐ
温もりを感じる
ただそれだけで
生きていることを
おおいに実感できる











世界の果てまで届け
どこか遠くの地で
同じ空を眺めている
あなたの元へ

再び逢えることを祈りながら
導かれることを願いながら

この胸に抱えている想いを











早足で歩いていた
周りなど気にも留めずに
よそ見をしている余裕などなく
ただ前を眺め続けていた

強風が吹き立ち止まった
傍には小さな花が
空へ向けて咲き誇る様子に
思わず目が釘付けになる











ただ黙って待っているなんて
耐えられるわけがない
どんなことがあろうとも
傍を離れることはしない

つらく苦しい現実でも

何かが起こるかもしれないという
不安と戦いながら
長い時を一人で過ごすなんて
できるわけがない











作り物のイメージが先行しすぎて
本当の自分がどこにいるかと
急に不安になる

他人からどう思われているか
まったくわからないのは
自分が自分をどう思っているか
わからないからなのだろうか











多くの人がこの世を諦めてしまっても
あたしはどうしても捨てられない
この世界にはまだ希望が残っている

すべての人が心を閉ざしてしまっても
あたしはどうしても忘れられない
この世界にはまだ温かさが残っている











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